狂犬病予防注射(年1回)
犬の飼育には年に1回の狂犬病予防注射を行うことが法律で義務づけられています。
注射は各動物病院や集合注射(御殿場市の場合は毎年5月中旬)で受けることができます。当院でも随時受け付けております。費用は一律です。
フィラリア・ノミ予防
春先になると蚊やノミも活発になります。しっかり検査・予防して寄生虫から愛犬を守りましょう。
フィラリア
蚊を媒介にして感染する寄生虫です。体内に侵入した幼虫はやがて心臓に寄生。17~25cmの大きさに成長した成虫が心臓やその他の臓器に悪影響を及ぼします。
フィラリアのライフサイクル

- 感染犬の血液中のミクロフィラリアが蚊によって吸引
- 蚊の体内でミクロフィラリアが感染幼虫に成長
- 蚊が非感染犬から吸血する際に感染幼虫が体内に侵入
- 蚊が非感染犬から吸血する際に感染幼虫が体内に侵入
ノミ
寄生すると血を吸い続けて産卵し、繁殖を繰りかえします。ノミはかゆみによるストレスや貧血、アレルギー性皮膚炎の原因になるのです。人間に感染する可能性もあります。
ノミのライフサイクル

- ノミの成虫がペットに寄生
- 吸血後36~48時間以内に産卵。卵が床や地面に落下
- 約1~7日で幼虫に
- さらに約1~2週間でさなぎになり、成長します
フィラリア・ノミの予防法
定期的な健康診断と適切な予防薬が大切です。予防薬の処方には必ず獣医による診断が必要です。感染症はズーノーシス(人畜共通感染症)につながる恐れもあります。
ワンちゃんと快適に暮らすためにも、健康診断をお勧めします。
ズーノーシス(人獣共通感染症)
ズーノーシスとは動物の体内に潜む寄生虫や細菌が人に感染し、健康に害をおよぼす『人獣共通感染症』のこと。ペットに異変が現れないうちに感染する可能性があります。
「うっかりスキンシップ」していませんか?
- 自分のおハシやお皿、フォークでご飯をあげてしまう
- ノミやマダニだけに気をつけていれば充分
- いけないと思いながら、ウンチをそのままにしちゃう
- スキンシップはたっぷり、キスも当たり前
- お散歩のあとでも足は洗ってあげなくて大丈夫
- 一緒に遊んだあと、手を洗わないことがある
- ベッドで一緒に眠ることが何よりの幸せ
- ペットの検便なんて必要ないと思う
- お散歩中は匂い嗅ぎなど、好きなようにさせている
思い当たる点が多かった人は要注意。ズーノーシスの主な原因はペットに寄生する内外寄生虫ですが、注意を怠ると感染の可能性を大きくしてしまいます。
ノミ
他の犬や猫から移り、寄生して血を吸います。
ダニ
他の犬や草むらなどから移ります。
寄生虫の卵
寄生虫のいる犬や猫の排泄物から移ります。
腸内寄生虫の幼虫ノミ
土の中にいる幼虫が皮膚から侵入してきます。
腸内寄生虫は人にも重大な影響を及ぼします
人体に入った寄生虫は体の中を動き回り、様々な形で悪影響を及ぼします。人獣共通感染症の中には生命に関わるような可能性もあります。

回虫-犬回虫症・猫回虫症
体の中を動き回った幼虫が目に達し、斜視や視力低下などを引き起こします。写真は白色瞳孔の症状です。

多包条虫-包虫症(エキノコックス症)
北海道で多く見られる症例ですが、本州でも報告されています。体の中に寄生した幼虫がのう胞を作り、ガンに似た症状で最悪の場合、死に至ることがあります。

鉤虫-皮フ爬行(はこう)症
鉤虫の幼虫は、人の皮膚や毛穴から侵入し、写真のようなミミズ腫れをつくります。皮膚の下を幼虫が動き、激しい痒みを伴います。

細菌-猫ひっかき病
ノミの媒介する細菌による病気です。猫に引掻かれたり、噛まれた時、そこから細菌が侵入し、リンパ節が腫れたり、発熱を引き起こします。
「うっかりスキンシップ」に気をつけて、定期的な駆虫・駆除を心掛けましょう。
犬と猫のワクチネーションガイドライン

当院では世界小動物獣医師会(WSAVA)が提唱する『犬と猫のワクチネーションガイドライン』を導入しています。
通常、ワクチン接種は1年に1回を原則としていますが、ワクチネーションガイドラインではワクチンの効果や副作用を考慮し、より安全で適切な接種方法(3年毎の接種等)を提唱しています。
ワクチネーションについて詳しくお知りになりたい方はスタッフへご相談ください。
予防を頑張るオーナー様を応援「ウェルネス会員」
言葉を話せない動物たちだからこそ、予防が健康への近道であると当院は考えています。ウェルネス会員は当院が推奨する「病気予防年間プログラム」を実施したオーナー様を対象とした会員制度です。さまざまな特典をご用意しております。年会費なし、手続き不要。詳しくはスタッフへお問い合わせください。
健康診断
定期的な健康診断で病気の予防・早期発見に努めましょう。